インフォメーション

  1. トップページ
  2. インフォメーション
  3. 私とADA「皆様からの”ご応募作品」 愛知県 K.T様 

エッセイ 私とADA「皆様からの”ご応募作品」 愛知県 K.T様 

私がアクアリウムを始めたのは、今から6年前のことです。
当時の私は、仕事に追われていて、心身ともに疲れ切っていました。
そのせいでしょうか、結婚しても何年も子どもを授かることができませんでした。年齢的にもタイムリミットが近づく中、諦めきれずに病院で治療を受ける日々でした。
治療と仕事の両立や、終わりの見えない治療に、ますます心は荒んでいきました。

そんな私を見かねて、夫が、「もう治療はやめようか。子どもがいなくても、二人で楽しく暮らせばいいよ。元気を出すために、何か自分の好きなことを思いっきりやってみたら。」と言ってくれたのです。私は、真っ先に、「アクアリウムがしたい。」と答えました。

泳ぐことが好きで、海が好きで、魚が好きな私は、旅行に行くとその近くの水族館に立ち寄ることにしているのですが、初めて東京スカイツリーのすみだ水族館に行ったとき、アクアリウムの大きな水槽を見て、その壮大さと美しさに、しばらくそこから動けなかったという経験をしたことがありました。家に帰ってからも、その水槽やアクアリウムのことを検索して、アクアデザインアマノさんを知りました。市内にアクアレビューさんがあることも知りました。いつかは自分も…。と思いながら、時間を作れずにいたのでした。

早速、私は、アクアレビューさんに行ってみることにしました。私は、アクアリウムに関しては全くの初心者で、初めてお店に行ったときはとても緊張しました。でも、美しい水槽を眺めているだけで幸せな気持ちになれました。その日のうちに、いろいろと揃えて、早速始めるつもりだったのですが、お店の方に、「アクアリウムができる水かどうか調べるから、自宅の水道の水を汲んで持っておいで。始めるのはそれからだよ。」と言われてびっくりしました。本当にきちんと私のことを考えてくれている、責任をもって教えようとしてくれていると感じて、信頼できるお店だなあと思いました。

翌日、水質の検査をしていただき、無事にクリアし、相談に乗っていただきながら、ようやく用具をそろえることができました。特に、レイアウトに関しては、実際に置いてみたものを写真に撮らせてもらい、家に帰って一人でできるように、何度も教えていただきました。
レイアウト作りは大変でしたが、完成して水草たちから気泡がぷくぷくと出てきたときの感動は忘れられません。

それから、毎日仕事から帰ると水槽を眺めるのが、私の日課となりました。魚たちも入って、にぎやかになった水槽を見ながら、気が付くと何十分も経っているということもよくありました。私は、少しずつ心が癒えていくのを感じました。
そして、奇跡が起きました。これで最後にしようといって臨んだ治療が実を結び、子どもを授かることができたのです。私は、アクアリウムに癒しの力があることを、身をもって実感しました。

私は今、二人の子どもたちとアクアリウムを楽しんでいます。子どもたちも、水槽が大好きで、毎日一緒に眺めたり、手入れの手伝いをしたりしてくれます。

本当に、あのとき、勇気を出して、お店に行ってよかったです。私に素晴らしい世界があることを教えてくれたADAさん、アクアレビューさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも楽しんで続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

一覧に戻る

ページトップへ