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エッセイ 「私とADA」皆様からの”ご応募作品」東京都 N.Y様

「私とADA」

私がアクアリウムの世界に足を踏み入れたのは大学生になった18才の頃、当時大学の友人から
誘われたのがきっかけでした。
以来アクアリウムにのめり込み、暇さえあればショップをめぐる日々・・・そんな中、とあるショップで
ひときわ異彩を放つ商品があった。当時の器具といえば黒が主流の中でそれは銀色に輝き、プ
ラスチック製が当たり前の中でそれは綺麗なガラスでできていた。さてお値段は・・・「ウォッ‼」
当時の貧乏学生には全く手が届かない、ただひたすら商品を眺めてました。「トランペットの少年」
みたいになっているのを不憫に思ったのか、店員さんがカタログをくれた。それもやはり銀色で写
真集のようで、とてもカタログとは思えない出来栄えであった。それを眺めては「いつかはこれを
買って・・・」みたいな妄想を抱き、アルバイトをしては少しづつ買い足す日々。最初は「ADA」ロゴ
の入った外箱ももったいなくて捨てられず飾ってました。それからはADA一途、就職して最初のボ
ーナスでADAのメタハラを手に入れた時の感動は今も忘れない。第一回世界水草レイアウトコン
テストで入選し、アクアリウムパーティーで故天野尚氏とのツーショット写真は今も部屋に飾ってい
る。いつかはADA製品を気軽に買えるようになりたいと夢を抱き仕事を頑張っていた若き日々。
そんなトランペットの少年から30年・・・ADAコーナーでステンレスハサミを手に取りながら、今だ
買おうかどうか迷っている一人のおやじがいます。

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